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『007 白紙委任状』 ジェフリー・ディーヴァー [読書・海外]

ジェフリー・ディーヴァーの『007』
イアン・フレミングがつくりあげた様式を踏襲しつつ
ジェームズ・ボンドを現代によみがえらせる。
衛星を使った追跡やハイテクな秘密兵器など
作者の言うところの「バージョンアップ」しています。

「MI6」はもちろんのこと
「KGB」という言葉も(本筋とは外れていながらも)
でてきます。
ボンドは相変わらずタフで大胆不敵
当然、美女も登場します。

生真面目で融通がきかず、家族を大切にする
「ベッカ・ジョルダーン」が私のお気に入りです。

「クラウンロイヤルのダブル。ロックで頼む。
そこにトリプルセックをハーフメジャーと、
アンゴスチュラビターズを二ダッシュ加える。
最後にオレンジのピールをツイストして添えてくれ。
スライスではなく、ピールだ。」

ボンドがアレンジしたカクテル
「カルト・ブランシュ CARTE BLANCHE」(白紙委任状)

いけすかないヤツが、一度は協力的になっても
やっぱりいけすかないヤツだったり、
どうにも使い物になりそうにないと思われていた人物が、
最後に男気を見せたり、
巧妙にふせられたボンドの行動によって
登場人物と一緒に読者まであっけにとられたり。

おもしろくないわけではないけれど
ディーヴァーの作品にしては物足りない。
『007』の縛りが足かせになっているのか。

冒頭のセルビアでのミッションはおもしろかった。
誰がどのような攻撃をたくらんでいるのか皆目不明。
唯一の手がかりから突破口をひらこうと
ボンドはセルビアへと赴くが・・・
出だしは快調、期待は高まるばかりだったのに
最後まで一気に読ませるという力はいまいちなかった。

悪役のスケールが小さくて残念。
冷戦時代が終わると敵をつくるのは大変だわ。

ダニエル・クレイグをイメージして読みました^^

以下、未読の方はご注意を

*

*

*

私は『007』を映画で見たことがあるだけですが
「美女の裏切り」が必ずあったと思う。
だからハイトの一件の片が付いても「?」と
釈然としない感じでした。
「お約束」がどんでん返しの趣向を削ぐ結果になるとは。

007 白紙委任状

007 白紙委任状

  • 作者: ジェフリー・ディーヴァー
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2011/10/13
  • メディア: 単行本

ディーヴァーの大ファンだった俳優の児玉清さん
『007』読みたかったでしょうね。


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